2010年02月16日

エリファス・レヴィ『魔術の歴史』復刊

近代オカルトの祖エリファス・レヴィの著作『魔術の歴史』(1860)。
その翻訳は鈴木啓司氏の訳で人文書院より1998年に刊行された。
帯には「初版稀覯本による待望の完全訳」とある。
その後絶版品切れ状態がつづき
古書価格が3万円、5万円と高騰していたが
このたび版元から復刊となった。

本書はそれぞれ七つの章からなる七つの書によって構成されている。

第一之書 魔術の起源

 第一章 伝説上の起源
 第二章 道士(マギ)たちの魔術
 第三章 インドにおける魔術
 第四章 ヘルメスの魔術
 第五章 ギリシャにおける魔術
 第六章 ピュタゴラスの数秘術
 第七章 聖なるカバラ

第二之書 教理の形成と実現

 第一章 黎明期の象徴表現
 第二章 神秘主義
 第三章 秘儀参入と試練
 第四章 民衆の信仰に見られる魔術
 第五章 処女性の神秘
 第六章 迷信
 第七章 魔術の建造物

第三之書 キリスト教の啓示による魔術の総合と聖なる実現

 第一章 ユダヤ人により魔術の罪で告発されたキリスト
 第二章 魔術によるキリスト教の真理
 第三章 悪魔について
 第四章 最後の異教徒について
 第五章 伝説
 第六章 カバラ的絵図と聖なる表徴
 第七章 アレクサンドリア学派の哲学者たち

第四之書 魔術と文明

 第一章 未開人における魔術
 第二章 女性たちの影響
 第三章 妖術師に対するサリカ法典
 第四章 カルル大帝治下の諸伝説
 第五章 魔術師たち
 第六章 有名な裁判
 第七章 悪魔に関する迷信

第五之書 秘儀精通者と聖職者

 第一章 魔術の罪に問われた司祭と教皇
 第二章 放浪者ジプシーの出現
 第三章 ライムンドゥス・ルルスの伝説と物語
 第四章 錬金術師たち
 第五章 有名な妖術師と魔術師
 第六章 魔術裁判
 第七章 メーソンの魔術的起源

第六之書 魔術と革命

 第一章 十八世紀の注目すべき著作家たち
 第二章 十八世紀の驚くべき人物たち
 第三章 カゾットの預言
 第四章 フランス革命
 第五章 霊媒狂現象
 第六章 ドイツのイリュミナリティ
 第七章 帝政と王政復古

第七之書 十九世紀における魔術

 第一章 神秘主義催眠術師と物質主義的催眠術師
 第二章 幻覚
 第三章 催眠術師と被催眠者
 第四章 魔術における幻想作家
 第五章 著者の身近な思い出
 第六章 隠秘学について
 第七章 要約と結論


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魔術の歴史―附・その方法と儀式と秘奥の明快にして簡潔な説明

同著者でやはり古書価格高騰後先頃復刊された
生田耕作訳『高等魔術の教理と祭儀』ともどもそろえておきたい。

※Pick up:
エリファス・レヴィ『大いなる神秘の鍵』邦訳出来
★澁澤龍彦『秘密結社の手帖』
大野英士『ユイスマンスとオカルティズム』
稀覯本


posted by rawramp at 00:09 | 京都 ☁ | Comment(0) | TrackBack(0) | 文学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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