ローリング・ストーンズの結成者ブライアン・ジョーンズは音楽的指導権をミックとキースに奪われ、恋人の女優アニタをキースにとられ孤立。バンド脱退というか解雇後まもなく自宅プールで変死。その死因を他殺とする説にもとづく映画。
大工のフランクはブライアンの家へ改装工事のためと生活の乱れている彼の世話役・お目付け役のためにストーンズの事務所から送り込まれる。外れた汚水槽の蓋を戻すためだけに真夜中に呼び出されるなど、奴隷のような扱いを受けるフランク。そんな中でもできるかぎりブライアンから金をしぼりとろうとする思惑が見え隠れする。バンドと恋人を失い、失意の中にあったブライアン。フランクは突如工事中止を命じられ、また事務所からの支払いを拒否されあせる。ある夜プールでいつものようにブライアンはフランクを罵倒、ところが・・・。
60'Sグラフィティーみたいなものを期待してしまうが、そういう要素はあまり無し。ブライアンとアニタがSMプレイに興ずる部屋で魔術師アレイスター・クロウリーの大判写真が壁に貼ってあるのがご愛嬌だが。またバンド内の人間関係や、アニタをめぐる三角関係よりも、ブライアンとフランクの関係が主体でこの二人が主役と言っていい。正式メンバーだったイアン・スチュワートがデビュー時に外された件(ルックスがロックスターらしくないという理由で)とか、バンドの主導権争いなどもっと描きこんでもいいかとも思うし、イギリスの階級社会という背景ももっと打出してもいいかと。ミックがしゃべるシーンは、そっくりさんのモノマネショーみたいでおもしろい。
監督はスティーヴン・ウーリーでこれが初監督作。ファンスティックホラーの佳作『狼の血族』そしてビートルズ映画『バックビート』のプロデューサーである。また作中にはアニタの友人、主演映画の監督でブライアンにサントラを依頼するフォルカー・シュレンドルフが登場している。後にギュンター・グラス原作の映画『ブリキの太鼓』をつくりあげる監督である。
■Stoned Soundtrack(UK版)



コメントどうもありがとうございました!
評判がどうであれ、ストーンズ映画なら観にいっちゃいますよね。私は観ながらアニタ役の方のケツアゴが気になって気になって仕方ありませんでした。
ミックはホント、ソックリさんの物まねっぽかった!
ブログへのトラバさんくすですー♪
やっぱりキースがずいぶん子どもっぽくて笑っちゃいましたw
私なんかの薄っぺらい記事ではご満足いただけないでしょう。
こちらを読ませていただいて、面白かったです。
また、よろしくお願いします。
TBありがとうございます。
>バンドの主導権争いなどもっと描きこんでもいいかとも思うし
その通りですね。アンドリュー・ルーグ・オールダムもちょっとしか出て来ないですし、バンド内の確執にもう少し目を向けても良かったような気がします。
では、失礼いたします。